ふるさと納税型クラウドファンディング すべての子どもに素晴らしい教育を届ける、革新的な教員養成事業

私たちは、公教育における子どもたちの学習権を保障するため、社会の多様な人材を教員免許状の有無に関わらず選考・研修し、「教師」として学校現場に送り出すフェローシップ・プログラムを無償で運営しています。

教員免許状を持っていない方が「教師」になるためには、自治体と連携して様々な制度を活用します。
当然ながら赴任時には教師として求められる資質・能力を有していることが条件となり、その養成を短期間で担う研修がこの仕組みを支える基盤です。

そのため、フェローシップ・プログラムでは、世界60か国に及ぶパートナーと協働し、外部専門家の協力も仰ぎながら、時代の変化に即した最先端の教員養成研修を毎年アップデートしています。

今般のクラウドファンディングの目的は、日本の子どもたちが「学校で質の高い教育を受けることができる環境」を一刻も早く整備するため、これまで運営してきた教員養成研修のデジタル化を進め、プログラム参加者数を大幅に向上させることです。

昨今、学校現場の教師不足は深刻な社会課題となっています。
また、各都道府県が実施する教員採用試験の応募者数は、減少の一途をたどっており、東京都でも倍率２倍を下回る（1.6倍）危機的な状況です。

一方、フェローシップ・プログラムの応募者数は、昨年172名から今年683名（10月時点）と約4倍の増加、倍率も4倍を記録しています。

これまでは、限られたリソースとさまざまな質の担保を考慮して、研修の参加者を厳選してきました。
しかし、教師不足が深刻化する学校現場に貢献するために、より多くの応募者に研修を提供できる体制構築を目指したいと考えています。

もちろん、全員が「教師」として赴任できるわけではないですが、デジタルツールを活用して大勢に研修を届けることができるようになれば、質の高い教育を受けることができる子どもの数も数万人規模で増えることが予想されます。
（実際、現時点でも小学校教師の不足数の半分を充足させるポテンシャルを有しています）

フェローシップ・プログラムの研修は、教職に必要な素養に関するもの、学習指導に関するもの、生徒指導に関するもの等、幅広い分野を集中的に取り扱います。

また、学習科学の研究に基づく「人はいかに学ぶか」に関する理論を土台としており、他者との対話や相互作用を生むカリキュラムを豊富に取り入れています。

学習指導要領に解説される「主体的・対話的で深い学び」を実現するには、教師自身がその体現者であるべきと考えるためです。

しかし、だからこそ、現状の研修方式では参加者の受け入れに限度を設けざるを得ません。
今後は、eラーニング等のデジタルツールを活用したアクティブラーニングを推進すると共に、文科省も掲げる「学び続ける教師像」を見据え、赴任前だけでなく、赴任中も含めた連続的な学びの環境を構築したいと考えています。

「私はみさ先生の話を聞いて、人生には沢山の選択肢があって、自分の知らない世界が未来で待っているのだなと感じました。将来は先生のように世界に羽ばたいていけるような人になりたいです。」

「北先生は、僕たち生徒に全力で人生の大切なことを教えてくれました。僕が友達を信頼して生きていきたいと思ったのも、北先生から信頼の大切さを学んだからだと思います。」

「山岡先生に出会う前は、挑戦してみたい事があっても勇気がでず行動に移す事ができませんでした。先生に出会い、挑戦してきた事や新任教員として頑張っている姿を見て、私は勇気を持って一歩踏み出そうという力を持つ事ができました。」

これはすべて「教師」と出会った子どもたちの声です。
ひとりの「教師」との出会いで、子どもたちの未来が変わります。

子どもたちのために、あなたも、いまできることから始めませんか？


尚、私たちTeach For Japanは、活動の革新性や組織の健全性が評価され、今年度だけでもさまざまな権威ある機関から評価いただいています。
今後も課題解決に向けて、より一層のインパクト創出を目指して邁進してまいります。

・2023年10月　2023年度グッドデザイン賞受賞
・2023年5月　 第10回 エクセレントNPO大賞ノミネート
・2023年3月　 グッドガバナンス認証取得

※認定NPO法人として税制優遇措置の対象になります

令和６年１～３月　　：　研修カリキュラム策定・要件定義
令和６年４月～６月　：　eラーニングシステム開発
令和６年７月～１２月：　eラーニングシステムを活用した研修実施